犬がトイレトレー噛む対策は?噛む理由の原因5つとイタズラ防止の方法も

犬がトイレトレーを噛んだり、ガリガリ壊してしまうのは、ストレス・退屈・縄張り意識・素材の噛みごたえなどが主な原因です。

結論としては、

• 噛めない構造のトイレトレーに変える
• 退屈やストレスの解消を行う
• 噛み癖対策のしつけを併用する

この3つでほとんどのケースは改善できますよ。

この記事では、

を解説します。

「プラスチックを飲み込んでしまってヒヤッとした…」
「留守中にトイレがバラバラになっている…」
そんな悩みを持つ飼い主さんはぜひ参考にしてくださいね。

犬がトイレトレーやプラスチックを噛む理由

「また噛んでる…」「しかも破片食べてない…？」

そんな飼い主さんの冷や汗、わたしも何度も経験しました。

1. ストレスや不安のはけ口になっている

犬にとって環境の変化や孤独は、大きなストレスになります。

たとえば…

• 引っ越しや模様替え
• 飼い主さんとのお別れ（お留守番）
• 家族構成の変化（赤ちゃんの誕生など）

こうした出来事が重なると、犬は不安を感じ、「噛むことで落ち着こう」とする行動を取ることがあります。

「留守番後にいつもトイレがボロボロに…」という場合は、分離不安のサインかもしれません。

2. 退屈や運動不足によるエネルギーの発散

特に若い犬や活発な犬種は、運動や遊びが足りていないと「ヒマだ〜！」と噛み行動に走ります。

噛むことで刺激を得たり、退屈を紛らわせているんですね。

わたしの愛犬も、雨続きで散歩に行けなかった週は、トイレトレーがやたら狙われてました…（反省）

室内でも運動不足を解消できるおもちゃや知育グッズがあるとストレス軽減になりますよ。

3. 飼い主さんの注目を引きたい

「噛んだらこっち向いてくれた！」と学習してしまうと、構ってほしさでわざと噛むことも。

これは特に、かまってちゃん気質の子や、一人で過ごすのが苦手な子に多い行動です。

4. 歯のムズムズや口腔トラブル

子犬の場合、歯の生え変わり期（4〜6ヶ月頃）のムズムズ感で、いろんなものを噛みたくなります。

また、成犬でも歯周病や口内の違和感があると、プラスチックなど硬めのものをかじって紛らわせようとします。

5. 栄養バランスの乱れや異食症

栄養不足や偏食、鉄分不足などがあると、犬は本能的に異物を食べようとすることがあります。

この行動は「異食症（いしょくしょう）」と呼ばれ、プラスチックや紙、布などを口にするケースも。

トイレトレーを噛むのを防ぐための7つの対策

「ダメって言っても、すぐにまたガリガリ…」
そんなのを繰り返すと疲れてしまいますよね。

1. 十分な運動と刺激で退屈を減らす

運動不足や刺激の欠如は、噛み癖の大きな原因。

以下のような活動で、エネルギーを発散させてあげましょう。

• 散歩時間を10分長くしてみる
• 新しい公園やルートを歩く
• おうちでボール遊びや宝探しゲーム

2. 噛んでも安全なおもちゃを与える

犬には「噛みたい」欲求があります。

それなら、噛んでOKなものを与えるのが一番！

以下のようなおもちゃが効果的です。

• 硬めのゴム素材（コングなど）
• デンタルケア付きおもちゃ
• 天然素材のガムや骨

わたしは、冷凍したおやつを中に入れられるコングが大活躍しました。

＼噛みたい欲求に応えるデンタルケア付きおもちゃ／

集中して遊んでくれるので、留守番時にも◎。

3. 「噛んでいい」と「ダメ」をしっかり教える

たとえば…

• 「ダメ！」と短く注意 → すぐに噛めるおもちゃを渡す
• 正しい行動にはすかさずおやつやスキンシップ

怒鳴るより、「無反応」→「褒める」のセットが効果的ですよ！

4. トイレトレーの場所・素材を見直す

トイレトレー自体が噛みやすい素材だったり、犬の手の届きやすい場所にあると、狙われがち。

こんな対策も効果があります。

• メッシュ付きで噛みにくいトイレトレーに変える
• サークルやトレーの位置を高めに調整
• 留守番時は視界に入らない場所に一時的に移動

実際、メッシュ構造で段差のあるトレーに替えたら噛まなくなった、という飼い主さんの声も多数あります！

5. ストレスの根本を探してあげる

行動の背景には、目に見えない「不安」や「ストレス」があることも。

以下をチェックしてみましょう。

• お留守番が長すぎないか
• 新しい音や環境に敏感に反応していないか
• 家族の不在や環境の変化が続いていないか

アロマやマッサージ、知育玩具でリラックスさせるのもおすすめです。

＼マッサージでワンちゃんのストレスを軽減◎／

6. 食事内容や健康状態を見直す

栄養バランスが崩れていると、「なにかを食べて補おう」と異物を噛むことも。

• 信頼できるフードに切り替える
• 栄養診断や血液検査を受ける
• 食事量・時間を見直す

必要に応じて、獣医師に相談してサプリメントを取り入れるのも◎。

7. 本格的なしつけはプロに相談もOK

「何をやっても噛み続ける…」と感じたら、専門家のサポートを受けるタイミングかもしれません。

• 獣医師のカウンセリング
• 行動学専門のトレーナーによるアドバイス
• ドッグトレーニング施設の利用

悩みすぎる前に相談するのが、飼い主さんにも犬にも優しい選択です！

犬のトイレへのイタズラ防止策「またやられた…」とため息が出てしまう前に。

イタズラを叱るより、させない環境と対応がカギです。

ここでは、飼い主が今日からできるしつけ方法と、イタズラを予防する対応策を紹介します。

1. タイムアウトでダメなことを伝える

イタズラした瞬間に、短時間だけ別の部屋に隔離する方法です。

これは犬に「この行動をすると楽しいこと（＝人の関心）がなくなる」と教えるためのもの。

• 行動直後に静かな場所へ移動（1〜2分）
• 無言で対応（怒らない）
• 終了後はいつも通り接する

2. 代替行動を教えて「こっちを噛んでね！」

ダメなものを噛ませないのではなく、「こっちならOK」を教える方が早いです。

• プラスチックを噛みそうになったら、すぐにおもちゃを渡す
• 正しく遊べたら、思いきり褒める＆おやつ
• 家の中に“噛んでOKゾーン”を作っておく

私の家では、「噛んでいいエリア」にお気に入りのおもちゃを置いて、そこで遊ばせてます◎

3. 一貫性のあるルールを家族で共有

犬にとって「今日はダメだけど昨日はOKだった」は混乱のもと。

• 家族全員が「同じルール・同じ対応」を徹底
• 言葉も統一：「ダメ」や「NO」など短く明確に

ルールがバラバラだと、犬が隙をついてきます（笑）家族会議で決めておくのがおすすめ！

4. 褒めて伸ばす！ポジティブ強化を活用

イタズラを止めさせるには、「イイコだった！」を積み重ねる方が効果的。

• おもちゃで遊んでいたら即座に褒める
• おすわり・ふせができたらご褒美
• 声かけ＋スキンシップでテンションUP

5. イタズラが起きないよう先回りする

起きてから叱るより、起きないように仕組む方がラクです。

• 留守番前に散歩でエネルギー発散
• おもちゃやコングを多めに設置
• トイレトレーは手の届きにくい位置へ

「やられる前に防ぐ」がイタズラ対策の王道です！

6. 深刻な場合は専門家のサポートを

何をしても直らない…そんなときは、無理せずプロに頼ってOK！

• 獣医行動学専門医への相談
• ドッグトレーナーによる行動修正レッスン
• 動物病院でのストレスチェック

飼い主が「もう限界…」になる前に頼るのが◎。そのほうが結果的に愛犬も幸せです。

まとめ｜犬がトイレトレー噛む対策は?噛む理由とイタズラ防止の解決策

この記事では、愛犬がトイレトレーやプラスチックを噛む理由と、その具体的な対策を詳しく解説しました。

まずは、行動の原因をしっかり見極めることが大切です。

噛む主な原因

• ストレスや不安、運動不足などの精神的要因
• 歯の生え変わり、口腔トラブルなどの身体的要因
• 退屈や注目欲求、誤った学習

効果的な対策

対策カテゴリー	具体的な内容
運動・刺激	散歩や遊び、知育トイでエネルギー発散
環境整備	噛めない配置・安全なおもちゃの用意
行動改善	タイムアウト・代替行動・一貫したしつけ
口腔ケア	歯磨き・歯科診察・噛み応えある玩具の導入
栄養管理	バランスの取れた食事、サプリの活用
専門相談	獣医師やトレーナーへの早めの相談

犬がトイレトレーを噛むときは、「なんでこうなるの？」とイライラせず、冷静に原因を探ること、1つの方法でダメでも、複数の対策を組み合わせるのがポイントです。

「噛んで困る！」から「噛まずに過ごせる！」へ、少しずつ変化を積み重ねていきましょう！